見学実習に思うこと
昨日から始まった学芸員課程の見学実習。
昼間の見学と、夜のミーティングが濃く行なわれます。
ミーティングで大切なのは、日誌の確認。
学生が書いた日誌をチェックするのが、大きな仕事。
見学した内容を、その日のうちに日誌にまとめます。
体験した日に、間を開けずに、整理しておく事が大切。
何を、どう体験から学んだかを、自分の視点でまとめておく事が大切なのです。
自分の視点は、見学の事前レポートで提出済み。
これが、しっかりしていないと、日誌にまとめるという作業に難渋することになってしまいます。
つまり、見学実習は、それ自体に参加する前のレポートで、大方が決まってしまうのです。
だからといって、自分の視点だけで、見学した博物館園を、単純に切り取ってしまうというのも間違いです。
博物館活動のなかで、自分の視点、問題意識の対象となるものが、どのような役割りをもつかを位置付けなければならないのです。
これが、意外と難しいことのようです。
多くの学生は、これがうまくできないようです。
自分のテーマよりも、見学した博物館園を、網羅的にまとめる。
自分のテーマで切り取ってしまう。
このどちらかになっている事が多いように思えてなりません。
体験としての見学のなかに、どうすることで自分のテーマを投影できるか?
日誌をまとめるということは、その方法を学ぶことになるのです。
この経験は。学芸員の資格を得るためだけに必要なのではありません。
大学での学びを進めるためには、不可欠な素養になると考えています。
