コンテンツからコンテクストへ

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コンテンツとコンテクスト。

この言葉の違いに注目すると面白いことが見えてきます。

Yahoo!の辞書で、この二つの言葉を調べてみました。

まずは、コンテンツから。

コンテンツには、3つの意味がありました。

  1. 内容物。中身。
  2. 書籍の目次。
  3. インターネットやケーブルテレビなどの情報サービスにおいて、提供される文書・音声・映像・ゲームソフトなどの個々の情報のこと。デジタルコンテンツ。

情報科な日々で対象となるのは、1と2の意味となります。

次に、コンテンツ。

コンテクスト【context】は、《「コンテキスト」とも》「文脈」に同じ。「―から判断する」、とありました。つまり、コンテクスト=コンテキスト=文脈、となるのです。

そこで、文脈を調べてみると次のような意味がありました。ぶん‐みゃく【文脈】
  1. 文章の流れの中にある意味内容のつながりぐあい。多くは、文と文の論理的関係、語と語の意味的関連の中にある。文章の筋道。文の脈絡。コンテクスト。「―で語の意味も変わる」「―をたどる」
  2. 一般に、物事の筋道。また、物事の背景。「政治改革の―でながめると」

情報科な日々では、両方の意味が重要に思えます。

情報科で目指しているのは、子どもたちに「コンテンツ」を作成することになります。そのためには、「コンテクスト」の重要性を念頭におかねばならないでしょう。「コンテクスト」に意味を持たない「コンテンツ」は、それ自体に意味を失ってしまうからです。

元々、コンテンツからコンテキストへ、という発想が学校の中では重要と考えて、情報科な日々に望んでいます。再び、このことの重要性を考えたのは、昨日、Apple社の方とお会いしたことが、大きな影響を与えています。

このことは、学校という場に限らず、どこでも同じように思っています。創造性に溢れた知的好奇心に溢れた生活をおくるには、コンテンツだけでなく、コンテクストにまで配慮することが不可欠なことと考えています。だからこそ、学校でコンテンツからコンテクストへ、が重要な意味を持ってくるのです。

デジタル機器、コンピュータは学校に必要か?

学校にコンピュータは入り込んだ時代に、盛んにだったことです。未だに、その問いに、誰もが賛同できる答えを見出すことができていないことは、否定できないでしょう。

コンピュータ室、という限られた空間ではなく、子どもひとりひとりがコンピュータを活用しながら授業を受ける。

そういう環境が、教室の未来像としてうっすらと見えてくると、再び、コンピュータは学校に必要か、という問いが復活してくるのです。この問いへの答えを見付けるには、ある視点が必要な気がしています。その時のキーワードが、「コンテンツ」と「コンテクスト」になると考えます。

コンテンツからコンテクストへ

そして、もう一つの発想が、教授の転換、となるように思われてなりません。「与えられる」から、「作る」という「教授の転換」です。

デジタルだからできること。それが、これまで「与えられていた」ものを、「作る」という発想を持つことと考えています。

この視点なくしては、コンピュータは学校に必要とはならないのです。

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