大学の授業も本格的に
始まりました!
大学の授業も、本格的に始動です。
先週の土曜日から、学芸員課程の実技の授業が始まりました。実技は、学芸員になった時に必要と思われる技術を、大学の中で体験しておく「実習」。講義よりも、学生の主体的な参加が求められる科目です。
講義形式では、学生はどうしても受け身になりがち。それに対して、手を動かして、体験的に学ぶ実習=実技は、学生の問題意識が問われるのです。
1回目は、ここ数年、ポスター作成に関する講義を展開しています。実技の中で、どちらかと言うと「講義」に似た形で展開される唯一の時間です。
学芸員課程では、2002年以来、ポスターの作成が課題になっています。実在する博物館や美術館での展覧会のポスターを、Macで作成してもらいます。
企画を立てて、展覧会を仮想的に立ち上げ、そのポスターを作る実習です。どんな展覧会を、どこで開くか? なぜそこで、その展覧会を開くか? どのようなものを展示するか? 会期はいつにするか? どのくらいの期間にするか? 入場料はいくらにするか、など展覧会に関して必要なことの全てを、学生自身が決めて、それを宣伝するためのポスターを作成します。
企画がきちんとたたなければ良いポスターは作れません。どんなにMacの使い方が卓越していても、中身がなければ、それを宣伝するためのポスターなど、作ることはできないためです。
Macで使うソフトウェア、PhotoshopとIllustraterについての概略の説明を進めながら、この点について強調して、第1回の実技は、終了です。
今日からは、もう一つ、他の大学での授業も始まりました。本当は、先週の月曜日に始まっていたのですが、諸般の事情で休講にせざるを得ませんでした。
そのため、今日が、初めての授業。
最初から、ゴリゴリ進めるのは苦手。徐々に、ゆっくり立ち上げないと、独りよがりの講義になってしまうのです。昔、それで痛い思いをした記憶が、未だに鮮明に残っています。
講義をする側ばかりが熱くなって、どんどん先に進んで行ってしまう。本来、主体として講義に参加すべき学生は、ただ呆然と、それを見送るだけ。古代史に別世界という印象しか持つことができなくなってしまうのです。
講義者が熱くなれば、学生も熱くなるという時代は、とうの昔に終わっているのです。学生を熱くする授業を心掛けなければ、講義をするものだけが先に進んで行ってしまうのです。学生との距離は、どんどん離れていってしまうのです。
一度、離れてしまった距離を引き戻すのは、至難の技。始めから、同じ歩みで進むことしかありません。そのためには、そういう意味での歩み寄りが必要になります。
講義形式が2コマ。40分に体が慣れつつある自分には、90分という時間の感覚を取り戻すだけで・・・。
徐々にペースをあげていこうと思います。きちんと準備体操をしないと、途中で大怪我になってしまいますから。

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