GarageBandの最終回
2009年10月26日、6年生の音楽科とのコラボレーション。今日がGarageBandを使ったコラボレーションの最終回。
3回目が最終回は寂しい気もしますが、これがコラボレーションの限界。そして情報科な日々に、時間がないことの限界。
GarageBandだからできること。それが3回で楽曲を作成することにつながるのです。
まずは、避難させたGarageBandフォルダの復元。
ファイルサーバ上に避難させたGarageBandフォルダを、ミュージックフォルダの中に戻して、前回の形に復元します。
もう3回目。説明は省略版で、パッパと進みました。この作業ができないと、先には進めません。iMovieプロジェクトの復元も要領は同じ。復元するフォルダが違うだけで、ファイルサーバから復元するという考え方は一緒です。
5年生の時に、グローバルエクスカーションのまとめをiMovieを使って行っています。その時に同じ事をしているのです。理屈ではなく、感覚で覚えて欲しいと思っています。頭で考えて行動するから分からなくなるのです。体で覚えてしまえば良いのです。
説明を端折ると、迷う子どももでてきます。それは覚悟の上。その子どもたちには、机間巡視して個別に対応していきます。
迷ってしまう子どもたちに共通すること。センター画面の説明を、自分の画面に移せない子どもたちです。説明は説明。自分の活動は自分の活動。けじめがしっかりとついている、ととらえることもできますが、説明を聞き取って、自分の活動に移すことは情報科な日々でなくても、基本となる活動です。見て聞いて、理解して自分の手を使って活動すること。その方法を自分なりに見つけなければならないと考えています。
説明を自分の中で咀嚼して、自分の手が動くようにしなければならないのです。理解する、と言うことは目で見て、耳で聞いたことを自分自身が手を使って活動できることだとさえ考えてしまいます。それが苦手な子どもがいることは否定できません。そのバイパスを造るためには、苦手であることを、まずは自覚することが必要になるでしょう。その自覚に基づいて、どうすればいいかを自分なりに考えて、一歩一歩、進んでいくしかないのです。
GarageBandを使った活動は、既存の音源を使ったオリジナルの作成です。自分で「キーボード」入力して、全くのオリジナル音源を作成することも可能です。多くの子どもは鍵盤にそれほど熟達しているとは言えません。熟達していなくても、自由に楽曲を作れるところがGarageBandの魅力です。
既存のものを自分なりに加工する。そして、自分だけのまったくのオリジナルを作ることができます。音という形で、既存の情報を組み合わせて、自分を表現すると言うことなのです。
音を情報と言い換えてみましょう。
既存の情報を組み合わせて、自分なりの情報として発信することに他ならない活動なのです。GarageBandで作成する情報は、聴覚を刺激する情報です。テキストや画像のように、視覚刺激に頼るものとは違っています。そういう意味で、これまで情報科な日々が扱ってきた「情報」とは、やや性格を異にしていると考えることができるかもしれません。
楽曲による情報は、イメージを形成します。感性を刺激する情報なのです。そこで作られたイメージは、映像と一体化することで、また新たな情報として形作られて行くのです。
情報の多重構造。
楽曲による情報と映像による情報を重ね合わせることで、関西方面フィールドワークは、子どもたちの中に幾重にも、複雑な記憶として定着することになると確信しています。一つの形ではなく、さまざまな形で記憶することができれば、それが何かの機会に復元されてあらわれてくるはずです。記憶の片隅から、ほんの少しの刺激で蘇ってくるはずです。そういう機会を増やすことが重要と考えています。
そして、それを子どもたちが自ら作っていくことが大切なのです。こちらから形を決めて、指定するのではなく、子どもたちの自由な発想から、形は生み出されるべきなのです。子どもたちの自由な発想が、楽曲として表現された時、子どもたちなりの関西方面フィールドワーク、フィールドからの学びは完成形を迎えることになると考えています。
子どもたちが、自分自身で作る授業。
短い時間ではありましたが、音楽科と情報科な日々のコラボレーションを通じて、その目標に、また一歩、近づくことができたと思っています。

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