Keynoteで食膳形式
2009年10月30日、4年生家庭科とのコラボレーション。Keynoteで食膳形式を学ぶ3回目。
3学期に情報科な日々を迎える4年生は、まだ2009年度の情報科な日々は未経験。少し厳しく、少し説明が長くなってしまいます。最初が肝心。
楽しくiMacを使うには、ルールが必要。ルールがなければ無法地帯になってしまいます。遊びにだってルールがあります。情報科な日々のコラボレーションは、授業ですからルールは厳然と存在しているのです。
ルールがある以上、それを厳格に守ってもらいます。ルールを守ると特をする。ルールを破れば損をする。そういう認識がなければ、縛り付けると思っているルールを守るはずがありません。
僕自身は、ルールは人を縛るもの、とは思っていません。ルールは人を守るもの、と思っています。ルールを守ることで争いを避けることができます。ルールを守ることで、人間関係を円滑にすることができます。ルールはデメリットよりも、メリットの方が多いのです。子どもたちには、メリットの側面を見て欲しいと思っています。
家庭科とのコラボの前に、情報科な日々を経ていない4年生には、少し、詳しい説明をしました。
導入として、食膳形式と一汁三菜の復習。言葉をあげるだけでなく、具体的にどのようなものであるか、例を出しながら説明しました。
説明が終わったら作業を進めます。前回しまったKeynoteのファイルを開きます。Keynoteのファイルは、ファイルサーバ上のクラスのフォルダの中、出席番号のフォルダに保存しました。それを開く方法を、センター画面で提示しながら、一緒に作業を進めてもらいます。この時、お喋りをしてはいけません。
人は2つのことは同時にできないが持論。説明を聞くことと、友だちとお喋りすることを同時にすることなど無理なのです。どちらが落ちてしまうか。言うまでもなく、センター画面での説明です。
もちろん、説明の合間に歓声のように声を上げることまでは注意していません。説明通りに活動できた喜びの声まで出すな、ということではありません。そこから、きちんと切り替えて、センター画面の説明を聞く体勢に戻れるかどうかが試されるのです。
戻れなければ、厳しく指導します。全員が戻ってきたら、説明をどんどん先に進めることができます。先に進めば、活動時間は増えます。授業時間は相対時間。結果として、説明時間が短くなるのですから、活動時間は増えることになるのです。
出席番号のフォルダを開いて、Keynoteのファイルをダブルクリックします。フォルダ表示は、アイコン表示から、カラム表示に変更します。情報科な日々では、アイコン表示で1つのフォルダの中だけが表示されるよりも、ディレクトリを辿ることのできるカラム表示を推奨しています。
Keynoteのファイルを開くことができたら、食膳形式の画像の取り込み方の復習。食膳形式のフォルダを開いて、Keynoteのスライドの中にドラッグ&ドロップするだけでしたよね。問題は、FinderとKeynoteの往還。行き来が上手くできないと、食膳形式のフォルダを幾重にも開くことになってしまいます。左端に食膳形式画像の入ったフォルダを移動させて、Keynoteとの円滑な往復ができるようにします。
1枚目は朝食、2枚目は昼食。3枚目は夕食。そして、4枚目は「食品リスト」。三食の食膳形式を作り終わったら、4枚目の「食品リスト」への書き込みを行います。子どもたちの動きは、予想もできません。まさか、と思うようなことをするので驚きです。
「食品リスト」は表として表示してあります。その表への入力方法は、一通り説明しました。それが・・・。余計なキーを一つでも押してしまうと、説明とは違った画面が出てきます。説明の通りにやってくれれば、なんの問題もないのですが、余計なところをクリックしてしまったり、returnキーを余計に押してしまったり、スペースキーとreturnキーを間違えて押したり、さまざまな行動に出てくる子どもたち。
一気に説明してしまうと、こういうことになってしまいます。説明を固めて、できる限り、子どもたちの活動をとめたくはありません。小刻みに進んでいたのでは、楽しい作業にはならないと考えるからです。小刻みに子どもたちの動きを止めて、着実に進んでいけば、完成度は高まるでしょう。しかし、それでは、子どもたちの活動は操られているに過ぎません。自分で考えて、自分で行動してみる。間違えたら怒られる。その反面、ちゃんとできれば自信につながる。
子どもたち自身が自分であれやこれやと考えることが大切だと思っています。評価を出すためには、作品の提出は欠かすことが出来ないでしょう。しかし、評価のための作品にあまり関心がありません。成績をつけるための作品じゃあ、楽しくなんかならないですよ。
だから、情報科な日々では、作品の完成度は要求しません。限られた時間の中で、どこまでできたか頑張ったかを見ていけばいいのです。机間巡視による授業態度の確認。そこから見えてくる真摯な態度。その裏返しの遊び心の優先。どちらを子どもたちは大切にして、情報科な日々のコラボに臨んでいるでしょうか。それをきちんと見定めればいいのです。形ある作品の提出を求めません。日常での活動の姿こそが、最も大切なのです。
ペースをつかんだ子どもは、もうほとんどが終わっています。勘の良い子どもは、すぐにコツをつかんで、どんどん作業を進めてくれています。こういう子どもたちは、どんどん進める課題を与え続ければ良いと思っています。自分の力で進める子どもは、どんどん進み、遅れている子どもを重点的に指導することにしています。
子どもたちの個性に対応して、個々に説明していかなければならないことが多くなります。一席授業であっても、進める子どもは自由に進み、留まらざるを得ない子どもは一緒に進んでいく方法を模索します。
40人が1人1台の環境で作業を進めています。その最大のメリットは、自分のペースで進めること。その一方で、自分で進めない子どもは、留まっているしかなくなってしまうことです。そういう子どもたちに、どう対応していくか。それが情報科な日々と、情報科な日々のコラボの中で、最大の課題であることは間違いありません。

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