一週間の空白
一週間の空白が、子どもたちに大きな影響を与えているようです。どうも、前回の授業との連携が上手くいきません。一週間というのは、子どもたちにとって、長い時間だと言うことを改めて実感しました。
2009年11月10日、3年生の情報科な日々。Keynoteを使って日本語入力を練習します。
ローマ字、アルファベットになれていない子どもは、1週間の空白で、ますます遠ざかってしまったようです。訥々と入力している姿に、愛らしさすら感じてしまいます。
ローマ字入力には、慣れが一番。だから一週間の空白は、慣れていない子どもほど大きなものとなってしまうのです。
先週は、入学試験とそれに絡んだハーフ・ターム・ホリデー。新しい1年生、在校生にとっては弟たちを迎える準備のため、お休みとなりました。
前回の情報科な日々から、実質は2週間の空白となってしまうのです。いつもより一週間空白が長い、ということが、これほどまでに大きな影響を与えるとは、思いもよりませんでした。
日本語をきちんと入力できること。iMacで表現できることを広げるために、必須事項なのです。友だちに手伝ってもらってもダメ。自分でできるようになるように、精進しなければならないのです。
まだ危機感が足なのかもしれません。いまここで、しっかりと覚えていかなければ、という危機感です。いま覚えなくても、また後でやるだろうと思っていると、危機感は生まれません。緊張感もなくなり、自分で入力できないことに危機感がなくなってしまうのです。
学年が上がっていけば、ローマ字入力はできるものとして扱います。2年生の情報科な日々で扱った内容を、3年生になっても繰り返していることが良くないのかもしれません。もう、この後は、ローマ字日本語入力のために、特別な時間はありません。ここでできるようにならないと、自分が困ることになるのです。
得意・不得意があるでしょうから、全員が完璧を目指す必要はないと思っています。それでも、最低限の清音は自分で入力できるようになって欲しいものです。
コンピュータと仲良くするために、必要不可欠な条件です。情報科な日々を、より楽しく過ごすためには、必要なことなのです。
入力の基本は「あ・い・う・え・お」の母音。まずは、その復習から。これができないと、何もできないと言っても良いほどの基本中の基本。ここは、すべての3年生がクリアーできたようです。
「か」から「ん」までの入力。今日は、少し趣向を変えて課題を出しました。
いつも「か・き・く・け・こ」を五十音順ではおもしろみがありません。だから今日は、段ごとの入力です。
「い・き・し・ち・に・ひ・み・り」から始まり「ん」までの入力です。 区切りには「、」を、段の区切りには「。」も入力してもらうことにいました。
あかさたな、はまやらわ。いきしちに、ひみり。うくすつぬ、ふむる。えけせてね、へめれ。おこそとの、ほもよろを。ん。
これが入力の完成形。句読点の入力方法を覚えてもらえば、文章を書く時に便利ですよね。区切りに「、」「。」をいれて、その入力方法も覚えてもらいました。
早い子どもは、すぐに終わってしまいます。早い子どもたちように、早口言葉で入力練習。
とうきょうとっきょきょかきょく。かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこ。あわせてぴょこぴょこぴょこみぴょこぴょこ。
濁音以外のすべての音の入力練習を行うことができます。早口言葉は、表記も複雑。子どもたちが早口言葉を口ずさみながら入力している姿はほほ笑ましいものです。
最後の課題は、友だちの名前。友だちの名前を、意味のある言葉として入力して練習です。指名するのは日付と関係のある出席番号の子ども。今日は11月10日ですから、まずは10番の子ども。みんなで競争して入力です。慌てるといろいろな間違いがでてきます。友だちの名前を間違えるなんて・・・、ということでやる気を煽ります。次は11+10で21番。次は21番+10で、31番。41番はいないので1番、とすると面白くないので、3番。
3番の子どもを指名すると、なんで〜、と言う声が教室中に響きます。11月10日ですよ。3番でしょう。
1+1+1+0は?
だから3番。まだ時間があれば、21番を飛ばして、3の倍数の出席番号の子どもを指名します。
日本語入力は慣れること。頭で考えている間は、なかなか入力できません。体が覚えるまで、どんどん入力を繰り返します。子どもたちが飽きないように工夫しながら、ガンガン入力していきます。
時間がきたらKeynoteを保存して終了。起動した状態に戻してから、システム終了です。子どもたちのiMacが終了したら、チャイムが鳴るまでの短い時間で次回の説明。
Keynoteで作り始めたのは「自己紹介」。ローマ字日本語入力ができるようになることに一義があるわけではありません。
自己紹介なら、自分がどこから学校に通っているかが必要だよね、と子どもたちに納得させ、さっきの法則で1人の子どもを指名。
その子どもの最寄り駅を聞いて、提示画面に入力。もうそろそろ平仮名じゃあ面白くないので、漢字変換に足を踏み入れます。なに線のなに駅かを聞いて入力し、漢字に変換して提示します。入力から変換までの過程を見せることが大切です。変換される過程を見ることで、子どもたちの気持ちは盛り上がっていくのです。予想通り、漢字に変換されると、子どもたちは大歓声。気持ちを盛り上げて、次回の情報科な日々への意欲へとつなげていきます
変換を覚えるためには、まず「確定」と「未確定」をきちんと判断しなければなりません。変換はSpaceキー。「確定」した状態でSpaceキーを押しても変換はされません。カーソルの前に、空白がどんどんと増えていくだけです。
なぜこんなことにこだわるか?
必ずいるのです。「確定」した後に、Spaceキーを押して、変換できないという子どもが。変換することに興味・関心があっても、「確定」「未確定」の区別がつかなければ、変換はできません。「確定」「未確定」の区別は、変換するための大前提なのです。
間違ってReturnキーを押して、確定してしまっても変換はできません。余計なキーを1つでも押してしまうとダメなのです。マウスが必要のない時に触ると間違ってクリックしてしまうこともあります。必要のない動きを最小限にとどめることが大切です。
iMacと仲良くできている子どもは、無駄な動きが少ないです。あまり仲良くない子どもは、無駄な動きが目立ちます。キーボードだけを使えばいい作業で、なぜかマウスに手が言ってしまうとか。きちんと手を置かない、大概は座る姿勢が悪い時に怒ることですが、から関係ないキーを触ってしまう。などなど意図しない動きにiMacが反応して、思いもよらない画面になってしまうのです。
3つのキーもきちんと覚えておかないといけないでしょう。3つのキー、Space・return・deleteです。この3つを聞き間違うと、みんなとは違った画面になってしまいます。そうなると子どもたちはきまって「ちゃんとやっているのに、変な画面になった」と訴えてくるのです。
変な画面?
どらどらと言ってみると、大概は「変な画面」にはなっていません。確実に、正しい画面が表示されていることが大半です。子どもが操作したとおりに、iMacはきちんと処理している画面が表示されていることがほとんどです。
子どもたちの「ちゃんとやっている」は、「つもり」。「ちゃんとやっているつもり」ではiMac、コンピュータは「変な画面」になるに決まっています。しかしそれは、「変な画面」ではなく「正しい画面」なのです。
ほんの小さなミスも見逃してもらえないのがデジタルの世界。これがメリットでもあり、デメリットでもあるのです。正確に操作していさえすれば、正しい答えが返ってきます。その逆は、真にはならないのです。
空白の一週間が、子どもたちに大きな影響を与えたようです。来週は空白がありませんので、どんどん進めるはずです。はずですよね。

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