帰り道を書きましょう!
2009年11月17日。3年生の情報科な日々。
自己紹介を作る課題に取り組んでいます。
これまで最も時間を割いたのは、ローマ字日本語入力。
アルファベットを使って、日本語を入力する方法を時間をかけてやってきました。
まだ完璧問はいえないでしょうが、入力のための練習をしていても、これ以上は習得率が上がるとは思えません。
ローマ字入力することに意味を持たせることで、練習を進めようという作戦に変更です。
目的があるから身につける意義が生まれます。
言葉での表現を望むから、ローマ字入力を身に付けようという意欲が湧いてくるのです。
平仮名を入力する競争のために、ローマ字入力を覚えるのではありません。
自己表現の方法のひとつとして、テキストがあるという側面を重視したいのです。
自己を表現する方法はたくさんあるでしょう。
絵による表現。
音楽による表現。
言葉による表現。
言葉による表現のうち、音声ではなくテキストとしての表現で、ローマ字入力は大きな役割を担うことになるのです。
まったく苦手な子どもがいないとは言えません。
まだほとんど入力できない子どももいます。
だからといって不容易に手助けはしません。
少しずつでも、自分の力で先に進まなければならないのです。
安易に手をかしてしまうと、頼ることになってしまいます。
一度、頼ってしまうと、それが甘えとなって覚えようとしなくなってしまいます。
心を鬼にして、自分なりの方法を見つけ出すまで待たなければならないのです。
自分自身でできないことをできるようにすることで自信がつきます。
できないことを克服していこうという意欲が生まれてくるのです。
情報科な日々では、必要以上の介入はしません。
できない子どもに意識を起きつつ、自分で進んで行くのを見守るしかないのです。
今日の課題は、帰りのルートの入力です。
学校からどうやってお家まで帰るか?
その行程を入力してもらいました。
始めは全員が「学校」と入力します。
「がっこう」ではありません「学校」です。
平仮名を感じに変換する方法も同時に覚えてもらいます。
Spaceキー。
deleteキー。
returnキー。
この3つをしっかり区別できないと話が通じません。
今日はもうひとつ、escキーも覚えてもらいます。
escキー、エスケープキーです。
あまり縁のないキーかもしれませんが、覚えておくと便利です。
これまでの3つにひとつ足して、4つのキーを使い分けてもらいます。
学校を出てから向かう方向は2つ。
池袋駅方向か、要町駅方向。椎名町駅もありますが、まとめて要町駅方面としました。
池袋駅からどんな電車に乗るかは人それぞれ。
山手線、埼京線、湘南新宿ラインのどれを使いますか。
山手線は内回りと外回りのどちらに乗りますか。
埼京線や湘南新宿ラインはどちら方面ですか。
池袋駅で電車に乗ってどこまで行きますか。
乗り換えはありますか。それとも乗り換えなしで帰れますか。
降りる駅はどこですか。電車を降りたら徒歩ですか。それともバスですか。
池袋駅には地下鉄もありますから、これ以上複雑な帰り道をたどることみなるのかもしれません。
要町駅では、有楽町線と副都心線、それに西武池袋線の乗り入れがあって、こちらも結構複雑。
学校からどうやってお家までたどり着くかを、箇条書きにしていきます。
普段はあまり意識していないようですねぇ、通学路。
どこをどんな風に通って来るかを書き出すだけ。
それでも結構な数の子どもが家までたどり着けませんでした。
自己紹介的に通学の途上をまとめると同時に、通学路への意識も持ってもらおうと思っています。
慣れてしまったから体の一部のように、なにも考えることなく通ってしまうのでしょう。
3年生だって、2年前には、ドキドキしながら通っていたはずです。
それがなれると、ついつい遊び心がニョキニョキと出てきがち。
そのニョキニョキを封じる役割もはたせると考えています。
通学の途上でまずは個性を発揮してもらいました。
次回はどんな風に個性を発揮してもらうか。
乞うご期待です。
