食膳形式の印刷

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2009年11月27日、4年生、家庭科とのコラボレーション。

食膳形式をKeynoteで作る活動。大方、朝昼晩の食事と食品の分類表ができあがったので、今日は印刷。

子どもたちは、印刷が苦手。指示にしたがって、一斉に同じ事をするというのが極端に苦手。不安になるから、隣の子に確認しないとできない子ども。説明をボーッと聞いてしまう子ども。間違ったことを修正しようと思って、ますます深みにはまる子どもなどなど。

一斉に、という活動が不得意と言うことが実に気になります。

正しいことをしなければならない、と思うと自分のしていることが不安になります。不安になると、隣の友だちと相談が始まります。不安があるから、話をしてしまう。すべてが悪い面だけではないでしょう。

正しいことをしなければ怒られる、という認識が先行してしまうのが原因と考えています。しかし、それは間違い。説明をきちんと聞いていれば、誰にでもできるようにしています。誰にでも、ができないと不安というのではなく、自分を信じて活動すればいいのです。

子どもは不安が一杯。特に、できない子どもは不安で満たされています。自分を信じることができません。自分が説明を聞いて、自分の判断で活動してみるという勇気が持てないのです。自分の判断で活動する勇気が持てないので、隣の友だちに確認してしまいます。隣の友だちに確認することでしか、安心を得ることができないのです。

しかし、それでは1対多の一斉授業は成り立ちません。一斉授業では、教師1に対して、複数の子ども。仮に40人とすれば、1対40の関係が成り立ちません。

形式上は1対40の関係が、一斉授業です。これはあくまで形式上の問題。一斉授業でも、内実は、教師1対子ども1の関係に代わりはないのです。教師は、一斉授業で40人を相手に話をします。それは、40という固まりを1として扱っているわけではありません。

40を40として認識し、40が1の集合体であることを意識しながら授業を進めているのです。ここが難しい。

形式上は40人であっても、教師と子どもの関係は常に1対1。正しいことを行っているかどうかを、自己内完結できない子どもは、隣の友だちとの確認が必要になってしまいます。これを是とするか否かで、授業の形式が変わってしまいます。

印刷の前に、記名。名前を書かなければ、どれが誰のものがわからなくなってしまいます。

この記名もなかなか手強い。同じ場所に、同じ書式でなどと考えようものなら、混乱を招くだけです。入力も混乱の源。名前を漢字に変換するなんて考えたら混乱を招きます。

子どもたちにとって、自分の名前の漢字は、自分の名前のように読むことが「ふつう」と考えています。自分の名前の読みを入力して変換すれば、当然、自分の名前の漢字が出てくると考えてしまいがちです。

それが大きな間違い。名前にあてられた漢字は、命名してくれた人の思いをもっとも強く表しています。当て字、とまでは言わないまでも、読みが漢字表記と合致することの方が稀と考えた方が良いのです。

4年生は、その学年でまだ情報科な日々が未体験。 だから漢字の変換をあまりよく理解していないのです。だから「強引」に、自分の名前の読みを入力して、自分の名前の漢字表記に変換しようとし続けるのです。

ひとりでも漢字変換が上手くできないと、授業は止まります。多少の融通はできますが、長時間にわたって、名前の漢字変換だけのために、授業を停めるわけにはいきません。だから、名前は「ひらがな入力」。

「ひらがな入力」は、2年生と3年生で経験済み。そこできちんとしていなかった子どもはなかなか思うようにいきません。なぜ覚えなければいけないのか?
自分が自由に活動するために、最低限のスキルは不可欠となるのです。最低限をどうとらえるか?
こちらも、知識として覚える項目をできる限り絞り込んで、最低限をしっかりと見定める必要があります。

Keynoteの4つのスライドを1枚の用紙に印刷します。

「ページ設定」で用紙サイズを最大にすることで、大きく印刷することができるようになります。その設定をしないと、1枚の紙の中で4分割された中で、真ん中に小さな印刷しかできません。

4分割の中に、スライドを目一杯、大きく印刷したい時には、「ページ設定」が不可欠です。

コンピュータ室で印刷できる最大の用紙はA3。A3に用紙を設定することで、最大に印刷することができるようになるのです。

それぞれのスライドには枠を付けて印刷します。その時もKeynoteとしての設定で枠と付けるのではなく、「レイアウト」の設定として枠を付けます。スライドに枠を付けるよりも、「レイアウト」の設定で枠を付けた方が、用紙を大きく使うことができるからです。

「用紙処理」でA3の用紙であることを確認します。その確認が終わったら印刷。

印刷には、ちょっとした工夫が必要です。10人ずつ印刷すること。40人が一度に「プリント」をクリックすると上手く印刷ができません。システム的に変更を加えれば良いのでしょうが、それを運営面でクリアーにしています。その方が時間とお金の節約になるからです。

出席番号順位、10人ずつが印刷を行います。そうすることで印刷は順調。10人ずつの印刷となると、他の30人は印刷とは無関係になってしまいます。その子どもたちをどう飽きさせないかがこちらのお仕事。

無事に印刷を終えて、授業終了。印刷だけで、1校時の大半を費やしました。可能な限り統一されたフォーマットでの印刷を求めると、どうしても時間がかかってしまいます。統一したフォーマットを求めないと、バラバラで提出物として問題があるものになってしまいます。

子どもたちの自由な活動と、統一したフォーマット、一斉授業に基づく授業。どちらを優先させるかと言うことに悩む日々は続きます。その両方をどのように両立させるかが、最大の問題。どちらかに偏ってもいけないでしょう。

情報科な日々の課題、コラボレーションを進める上での課題はまだまだ多く残されています。

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