好きなものと嫌いなもの

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2009年12月1日、3年生の情報科な日々。久しぶりに3年生の顔を見た気がしたと思ったら、先週は発表会の代休でお休みでした。2週間ぶりの情報科な日々。

今日は思い切って、説明と活動に分けた展開を試みてみました。いつまでも甘やかしておくわけにはいきません。少しは、自分でできるようにしてもらうために、親切心をなくしてみました。

子どもたちも任せると以外とできてしまうものです。いつまでも一緒に、と思っているとなかなか覚えてくれません。もっと子どもたちを信頼した授業展開を試みます。

間違えることもがいると不安なので、提示画面で一緒に作業するという日々を送ってきました。いつまでもそれでは、子どもたちは自立できません。もっと、子どもたちに任せてみることにしました。

授業の始めに、一気に説明を行います。子どもたちには聞く時間。説明が終わったら、活動の時間という区切りを設けました。

内容は、前回の続き。Keynoteを使って自己紹介を作成する、です。自己紹介を作成することに本意があるのではなく、日本語入力とKeynoteの使い方を身につけて欲しいという気持ちが本音。Keynoteのファイルを開いて、プレゼンテーションを自由に作ることができることが情報科な日々にとって、最も重要な課題です。

まずは、Keynoteをファイルを開くこと。

Dockにあるクラスのフォルダ。そのなかにある出席番号のフォルダをクリックします。フォルダが開いたらその中にあるKeynoteのファイルをダブルクリックして開きます。

毎週同じことを繰り返してきました。子どもたちが提示画面を見ながらやっていたことを、自分の記憶にだけ頼って行うだけの話です。

ダブルクリックが上手に出来ない子どもは、ファイルが開けません。ダブルクリックはマウスを使う上での基本中の基本。上手くいかなかった子どもは、マウスの持ち方やボタンの押し方を確認して、自分で再挑戦です。

ここからは、今日の新しい課題。今日は、新しいスライドを作って、テーマを「空白」切り替えます。空白のスライドのなかに、「テキストボックス」で「好きなもの」「嫌いなもの」を入力していきます。

「帰り道」を書き込んだ時に、2枚目のスライドを作成しています。だから、新しいスライドを作ることは、前回、学んだことです。
テーマの切り替えは始めての活動。ここができるかどうかは、難しいと思いながら説明を続けました。
テキストボックスをスライド上に作成して、入力を行うことも初めての活動。初めてですが、説明をきちんと聞いていれば、それほど難解なことではないのでできるはずです。

ここまでの説明を、提示用のセンター画面に映し出しながら説明しました。説明が終わったら、子どもたちの活動のスタートです。

それっ待ってました、とばかりに子どもたちは活動を始めます。 説明を聞かないとなにをしたらいいかわかりません。それでも、説明を聞くよりも、自分たちで活動したいと思ってしまう子どもたち。完全な矛盾ですが、気持ちは理解してあげないとかわいそう。

子どもたちの様子を机間巡視ながら確認。大方の子どもは問題なく、活動に入れていました。

間違いが多かったのは、新しいスライドを作る手順を抜いてしまう子どもがいたこと。前回、「帰り道」を入力したスライドのテーマを「空白」に変更してしまって、入力をすべて削除してしまう子どもが数人見受けられました。

テーマの切り替えを間違える子どもはなぜかいません。スライドを作ることは既に習ったこと、提示画面で一緒におこなった作業手順は間違えて、説明だけしたテーマの切り替えは間違える子どもがいません。一緒にやるよりも、説明だけの方が緊張感を持って聞いているということでしょう。

テキストボックスをスライド上に作成するという手順も、間違える子どもはいませんでした。問題はそこから。

ローマ字入力をきちんと覚えていない子どもは、テキストボックスの「テキスト」を削除したあと呆然として、なにも手出しができません。
反対に、入力になれている子どもは、どんどん「好きなもの」「嫌いなもの」がスライド上に並んでいきます。

なにも入力されていないテキストボックスのカーソルを見つめて呆然としている子どもは、各クラス1名程度。入力できる子どもに、どんどん進めるように言葉で煽りながら、 個人授業の開始です。どうすれば入力できるのか。それを個人的に復習です。

入力に手の着かない子どもは、アルファベットが苦手。ローマ字日本語入力に必要なアルファベットはすべて板書してあるので、それを見ながら入力していくことを指示します。入力のルールはなんとなく、覚えています。なんとなくを確実なものにするために、もう一度、入力のルールを個人的に確認します。

無理をしないで、ひとつひとつ進んでいくように指示します。友だちがどうこうではなく、自分が確実に入力していくことを求めます。できる子がどんどん入力していることを羨ましいと思うなら、ゆっくりで良いから自分の力でひとつひとつ進んでいくことです。入力をルールを確認しながら、どのアルファベットのキーを押せばいいかをゆっくり確認していけば良いのです。

入力が苦手な子どもは、焦ってしまいます。友だちができるのに、自分ができないことに焦りを感じて、ストレスすら感じてしまいます。そういう気持ちを前向きに変えてあげれば、入力なんてすぐにできるようになるのです。大切なのは、焦らず、自分のペースで、一歩一歩、進んでいくことなのです。

入力の個人授業を展開していると、多くの子どもがかなり多くの「好きなもの」「嫌いなもの」が入力できています。予定では「好きなもの」「嫌いなもの」を入力するだけでしたが、残り時間を考えると、もう少し、先に進めそうです。

そこで思い切って、フォントの編集を行うことにしました。文字の大きさを変えることとと、文字色を変えてみることにしました。

Keynoteは、文字の装飾に多少の工夫が必要です。フォントパネルを表示して、その中で、編集を行っていきます。「フォントパネル」の表示は、メニューバーの「フォーマット」から「フォント」と進んでいく必要があります。

説明にあたっては、子どもたちの動きをすべて止めました。その上で、センター画面で説明です。提示画面と一緒の活動よりも、説明を聞いた上で活動する方が記憶に残るようです。

フォントパネルを表示したら、文字の大きさを変える方法と、文字色を変更する方法を伝えます。テキストボックスを選択した場合と、文字選択をした場合の違いを説明して、活動開始です。

Apple Remote Desktopは、ロックからの解除に、およそ15秒かかります。話のどのタイミングでロック解除をしたかを考えて、解除までの秒数を伝えると、子どもたちのカウントダウンが始まります。Apple Remote Desktopのロック解除も、もう2年目。大体、子どもたちに示した秒数で解除することができるようになっています。カウントダウン通りにロックが解除されると、盛り上がります。子どもたちの活動への意欲も、最高潮たっするようです。

授業時間の残り5分で再びロック。授業の終わりを伝える合図です。情報科な日々では、できる限り、子どもたちの活動を妨げないように工夫しているつもりです。小刻みにロックとロック解除を繰り返すと、子どもたちの意欲を削いでしまいます。

ロックした時、された時は、大切なお話があるから。そういう意識を持ってもらうためも、Apple Remote Desktopによるロックは伝家の宝刀として大切に使うようにしています。

姿勢良く椅子に座って、お喋りをやめたら、ロック解除。
ロックが解除されたら、保存をして、Keynote終了とシステム終了までを行います。

全員がシステム終了できて、時間が余れば、作品の鑑賞会。日付と関係のある出席番号を選んで、センター画面に提示していきます。友だちがどんな「好きなもの」「嫌いなもの」を入力したかをみんなで共有します。

その時、入力に関して気づくことがあれば注意するようにしています。

例えば、文字色をものに合わせてきちんと変えている子どもがいるではありませんか!この感覚は凄いですよね。

文字から伝わるイメージを色で表現しているのですから。 文字色を簡単に変えることができるデジタルの世界。デジタルだから簡単にできることのひとつです。
文字と色と、そのイメージを無意識に結びつけて、表現できる力は素晴らしいと思います。

次回は、このことをテーマにしたいと考えていました。それを自分で考えてられるなんて、素晴らしいと思います。そのような作業をした子どもを褒めあげて、授業の終了です。子どもの能力は、我々の予想を時に超えてしまうのですねぇ。

次回は、文字にイメージを持たせる作業です。色だけでなく、大きさにも配慮したら、ますますイメージが膨らんでいくはずです。

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