実は最終日!

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2010年2月19日、家庭科とのコラボレーションが行われました。
4年生の家庭科と情報科な日々のコラボレーション。
都道府県の食に関する「私は誰でしょう」の作成が課題です。

情報科な日々のテーマは、子どもたちの自発的な学び。
そして知的な好奇心を培うこと。
子どもたち自身が、自分たちの活動を通じて、知的好奇心を育てると同時に、自発的な学びを知ることにあります。
だから子どもたちの「自由な活動」がメインになるのです。
最低限のルールを守っている限りにおいて、子どもたちの自由は保証されているのです。
授業の途中で、細かな指示は極力、出さないように工夫しています。
ひとつの作業が終わったら、子どもたちが手を止めて、指示を仰ぐということはありません。
授業の導入で、簡単な説明が終われば、そのあとの残り時間はすべて、活動時間に当てられることになります。

始まりの頃は、たくさんの説明が必要となります。
ログインしてクラスの画面にしたら、何をどうするかを細かに説明しなければなりません。
課題に関する説明だけでなく、使用するソフトウェアから、その使い方など詳細な説明が不可欠です。
それが終わってしまえば、毎週の繰り返しになりますので、細かな指示は不要です。

以前は、ファイルの開き方などを毎回、説明していました。
そして、毎回、ソフトウェアの使い方に関して、簡単でも必ず説明するようにしていました。
間違えては困るだろう。
忘れてしまったら困るだろう。
覚えていない子どももいるだろう。
そんな考えが頭に浮かんで、説明に時間を費やしていました。

ある時に思いついて、方向転換しました。
子どもたちは、毎回、説明されると覚えない、と思うようになり説明をできる限り繰り返さないようにしました。
説明を繰り返すと、子どもたちは覚えません。
覚えなくても、毎回、授業の始まりに教えてもらえます。
覚える必要がないことを、覚えていろということに矛盾を感じずにはいられませんでした。
覚えるつもりのないことに、真剣に耳を傾けるはずがありません。
そうなると聞く態度もいい加減なものになってしまうのです。
覚える必要を無くしてしまっては、真剣に聞く態度を引き出すことは難しいと考えるようになりました。

当然、その前提に有るのは、覚えておかないと損をする、という考え方です。
子どもたちがそう思えるような課題を設けることが、こちらに課されることになります。
幸いにして、これまでは外すことなく、課題を提供することができています。

覚えておかなければ作業は進められない。
作業が進められなくて、嫌な思いをするのは誰か?
子どもたち自身です。

そう思わせれば、子どもたちは自分から積極的に説明に耳を傾け、覚えようという意識を強く持つようになると考えています。
課題は強制ですが、やり方を覚える覚えないも子どもたちの意識次第です。
自分で考えて行動できるようになるためには、このような過程を経ることが大いに役立つはずなのです。

一部の子どもは、見られていないからと課題とは関係のない作業をしようとします。
見られていなければ遊んでも良い。
見られていなければふざけても良い。
そういう発想自体が過ちであることがわかるように指導しなければなりません。

見られていないからこそ、しっかりと課題に取り組む。

そういう気持ちが大切です。
どうやって自らを律して課題に取り組むかも大きな課題です。
それができていないのに、自ら学ぶことを求めても難しいでしょう。
自発的な学びを育て、知的な好奇心を育てて行くためには不可欠の手続きとなるのです。

子どもたちの作業は順調に進んでいます。
内容を精査すれば、順調と言えないものが大半であることも事実です。
情報科な日々のコラボでは、作品の完成度の高さを求める段階にはないと思っています。
それよりも、心が学びに向いて、都道府県学習を通じて、日本の諸地域に高い興味と関心を持ってもらうことの方が大切だと考えています。

教師が喋らない勇気。説明しない勇気を持つことが、子どもたちの自発的な学びにつながるのです。
作品の完成度の高さを、結果として求めない勇気。
それらを持つことで、学びの過程をもっとも重視する授業が生み出せると考えています。

実は、今後の日程を考えると、「私は誰でしょう」のコラボレーションは今日が最後。
最終地点では無く、そこに至る過程を重視するという観点から、そのことは子どもたちには伝えませんでした。
今日で最後、と伝えた瞬間に、“真面目な”子どもたちは急に結果を整えようとし始めます。
学びとして間違っているとは思いませんが、過程が雑になる言葉をあえて子どもたちに伝える必要はないと考えています。
ここで3学期の家庭科や、情報科な日々とのコラボレーションが終わる訳ではありません。

次回からは調理実習に向けた活動が始まります。

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