次年度に向けて

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2010年3月2日、4年生の情報科な日々がおこなわれました。

4年生は、社会科の都道府県学習を深めるための「私は誰でしょう」の作成。3学期だけの情報科な日々。4年生は、1月から3月までの短い期間の情報科な日々です。

短いから何もできない、ということではありません。
時間が短いなら、その中で如何に効率よく展開するかがこちらの腕の見せ所。

給食の時の学校放送で定番の「私は誰でしょう」。

これを都道府県学習に利用しようということです。

正解は都道府県名。
その都府県名のためのヒントを調べてまとめていく活動です。

都道府県についてのまとめ、とすると、子どもたちはインターネットの情報をコピー&ペーストするだけのまとめをしてしまいます。
それを防止するためには、子どもたち自身が、自分なりの方法をまとめることを取り入れなければなりません。

都道府県に関して調べる。
これはインターネットを中心におこなっていきます。

まとめる。
どうまとめるか。こちらの視点でいえば、どうまとめさせるか、ということになります。

その方法として、昨年度は旅行記を作成してもらいました。
旅行記というよりも、旅行の予定表というべきかもしません。
ツアーコンダクターになったつもりで、旅行の計画を立ててもらいます。
現地を訪れたつもりで、まとめをおこなってもらいます。

子どもたちは、しっかりと活動していましたが、こちらとしてはイマイチの感覚。
子どもたちは、訪問先にたどり着くまでに時間がかかりすぎ、3学期の情報科な日々がタイムアップとなってしまいました。

もっと学びが深まる方法。

それを考えた時に、都道府県クイズを作ることを考えました。
子どもたちにはヒントを出して、正解を都道府県名としてもらうのです。

ただのクイズでは不安だったので、「私は誰でしょう」形式でまとめてもらうことを考えました。
「私は誰でしょう」形式でまとめるためには、都道府県の特徴を自分たちで調べなければなりません。
調べた情報を「私は・・・です」という形式に書き換える必要があります。

特徴を調べる。
文章を書き換える。

子どもたちには同時に2つの課題があったことになります。
これがどうやら、子どもたちの思考を、こちらが考えた以上には進めてくれなかったようです。

都道府県学習が、単なる都道府県名の暗記学習になってしまったら悲しいことです。
都道府県学習をおこなう理由は、日本を知る、ということが重要なはずです。
日本の地域の多様さを知り、自分の生活する場とどのような関係にあるかを知ることも重要だと考えています。

都道府県学習を通じて、日本の地域を知ることに意義を求めるべきだと考えています。

そのためには、都道府県、諸地域に特徴的なものを学ぶ活動が不可欠です。
それを情報科な日々の4年生の課題としています。

グローバルエクスカーションのまとめをおこなう5年生。
関西方面フィールドワークのまとめをおこなう6年生。

そこに至るまでの過程で、デジタル情報を活用する能力を身につけておく必要があると考えています。
調べて、まとめ、知識として蓄積していく方法も、同時に身につける必要があると思っています。

子どもたちは、「私は誰でしょう」の課題に、積極的に取り組んでいます。
油断してしまう子どももいますが、大半の子どもたちは、こちらを圧倒する勢いで学びを深めています。
真面目に課題に取り組んでいます。

この真面目さが、裏目に出てしまったような気がします。
子どもたちは、4人でグループを組んでいます。
4人で47都道府県の「私は誰でしょう」を作らなければなりません。

チェックされるのは、47都道府県が完成してから。
途中経過でのチェックは原則としておこないません。
どのように進めるか。どのようにまとめるか。課題に取り組む方法は、ほとんどすべてが子どもたちに任されています。

真面目な子どもたちは、47都道府県を終わらせることを最優先してしまいます。
終わらない、ということが認められなくなってしまっています。
そのため、個々の内容が雑になってしまっています。

ひとつひとつの都道府県についての内容が、こちらから見ると、決して十分とはいえないものになってしまっています。
子どもたちが真面目であるが故に、そういう結果になってしまいました。

グローバルエクスカーションのまとめをおこなう5年生。
関西方面フィールドワークのまとめをおこなう6年生。
5年生と6年生は、ハッキリとした形が決まっています。

それに対して、柔軟に対応できる4年生以下の課題。
1年生は、楽しくと慣れるが課題ですから、キッドピクスでお絵かき。
これも、形が明確になっています。

そうすると、2年生から4年生の情報科な日々が、課題に柔軟性を持たせることが可能です。
来年度以降、4年生の都道府県学習との隠れたコラボレーションを2から4年生の課題にしたいと考えています。

これまで4年生、単独の学年で勝負してきましたが、それが如何に困難でいるかを痛感しました。
47都道府県の特徴を自分たちでまとめ、その素晴らしさを知る学習を、3年間で完成させることにしたいと思っています。

4年生の発達段階では、10時間程度で、都道府県の魅力を知るところまでは到達するのが困難な気がしてきました。
2年生の段階から、4年生の課題に取り組むための具体的な方法を、階段を上っていった方が良いと考えるようになりました。

今年の4年生の情報科な日々が失敗、ということではありません。
より実り多い学びを求めるために、3年間での学習の系統的に考えていきたいと思います。

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